外科医の7割以上が「手術教育に十分な時間を取れない」と回答

外科医の7割以上が「手術教育に十分な時間を取れない」と回答
~医療の質向上へ、教育効果を高める手術動画のデジタル化が急務~

 

手術DX支援を行う株式会社OPExPARK(東京都品川区、代表取締役社長兼 CEO 本田泰教)は、医師の働き方改革の施行後、2024年9月に外科医を対象とした手術教育に関するアンケート調査を実施いたしました。

 

アンケート結果の概要

  • 手術教育の重要性を全員が認識:回答した医師全員(100%)が「手術教育は医療にとって重要」と回答
  • 教育時間の不足が深刻:理想の教育時間に対して、実際に費やせている時間が1/2または1/3以下と答えた外科医が71%にものぼる。
  • 動画作成・編集効率化へのニーズ:手術教育時間を確保するために必要なサポートとして、最も多くの医師が「手術動画の作成・編集効率化」を挙げた(35.5%)
  • デジタルツールによる作業効率化への高い期待:9割の医師が「教育効果の高い手術動画を簡単・効率的に作成できるツールがあれば使いたい」と回答。

 

理想の1/2または1/3以下の時間しか教育に費やせない外科医が7割以上

137名の外科医(脳神経外科・消化器外科・ほか)に、手術教育に実際に費やしている時間と、「本当はこれくらい費やしたい」という理想の時間について、それぞれ具体的な時間数を聞き、差分を集計しました。その結果、理想の教育時間に対して、現状費やせている時間が1/2または1/3以下と回答している医師の割合が71%であることが判明しました。これにより、手術教育に十分な時間を費やすことができない現状が明らかとなりました。

さらに、この現状に対して、「教育効果の高い手術動画を簡単・効率的に作成できるツールがあれば使いたいと思いますか?」と聞くと、9割の医師が「使いたい」と答えたことから、手術教育時間の確保に向けて手術動画の作成の効率化が一つの重要なカギといえるでしょう。

手術動画の役割とその重要性

手術動画の作成は、外科医の重要な業務の一つです。具体的には、手術中の映像を記録・編集し、以下の目的で活用します。

  • 若手医師の教育:実際の手術映像を用いて手技や判断ポイントを指導し、スキル向上を図る。
  • 術後の振り返り:自身の手術を客観的に見直し、改善点を見つけることで技術の研鑽につなげる。
  • 医療の質向上:優れた手技や手順を共有し、組織全体の医療レベルを底上げする。

しかし、手術動画の作成・編集は時間と労力がかかり、多忙な外科医にとって大きな負担となっています。

 

手術動画を効率的に作成する「OPeDrive」について

OPExPARKが販売する手術記録システム「OPeDrive」は、手術教育において質の高い手術動画を簡単かつ効率的に作成することができます。

「OPeDrive」の主な特徴

  • 最大4画面同時録画: 術野および周辺機器の映像を同時に録画。ハンディカムで術者の手元やスタッフの動きも記録し、手術全体を多角的にとらえます。
  • スムーズな動画編集: 記録システムの端末から編集用の端末へ簡単にデータ転送でき、専用の編集ソフトウェア「OPeDrive VE」を用いれば、手術動画の効率的な編集が可能に。
  • 音声によるしおり挿入機能: 手術中に音声でしおりを挿入することができます。音声はリアルタイムで文字起こしされ、後の編集作業が大幅に効率化されます。

 

簡単・効率的な手術動画作成サービス

弊社では「OPeDrive」を用いた手術動画作成サービスも提供しております。弊社スタッフが現場に伺い、手術中の手元や俯瞰映像を撮影し、システムを使って映像を記録します。教育用動画をはじめ、術後のカンファレンスや学会発表用動画にも幅広くお使いいただけます。手術動画作成にご興味のある方は、ぜひ下記のお問い合わせ先までご連絡ください。

お問い合わせ先: system-support@opexpark.co.jp

 

OPExPARK代表 本田 泰教のコメント

「働き方改革により、外科医の手術教育時間が制限されている現状があります。術式や技術は進歩しているものの、教育手法に課題を抱える医師が多いと考えています。『OPeDrive』の普及を通じて、これらの課題を解決し、医療現場をサポートしていきます。今後も、学生や若手医師のスキル向上や指導者の負担軽減のため、システムの改良や新機能開発に注力してまいります。」

 

手術記録システム「OPeDrive」に関して、ご興味をお持ちの方・資料請求等は下記お問い合わせ先までお知らせください。

お問い合わせ先:system-support@opexpark.co.jp